長期保存パンのメリット!長持ちして美味しい理由と選び方を解説

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いつ起こるか予想がつかない災害時に備えて、水や食料などの準備はしていますか?とくに自治体や各施設の管理者の方であるなら、非常時用の備蓄準備には手を抜けない昨今です。そこでここでは備蓄食品に最適な長期保存パンの情報を紹介します。メリット、長期保存パンが長持ちして美味しい理由、選び方について解説します。

 

長期保存パンのメリット

地震や台風、大停電など、いざ災害に遭遇した際に備えあると安心です。ここでは長期保存パンのメリットを解説します。

非常時用備蓄食品として活用できること

長期間保存パンはその名の通り、賞味期限が長いので災害時の備蓄食品とて保存できます。常温でも日持ちするので、パン好きな方には最適です。

調理しなくてもすぐに食べられること

長期保存パンは、ガスや電気などを使用する調理器具がなくてもすぐに食べられます。調理が一切不要でパッケージを開ければすぐ食べられるのは、災害時などでは大きなメリットです。

種類が豊富なこと

各メーカーが提供する長期保存パンは、それぞれのメーカーが独自の製法や、使用する酵母、材料を駆使して製造した長期保存パンを提供しています。そのため、味や食感など豊富な種類から選べるのです。たとえば卵アレルギーのある方は、卵を使用していない長期保存パンもあります。

 

長期保存パンが長持ちして美味しい理由

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長期保存パンは、それぞれのメーカーが材料や製造法にこだわり、長い期間保存しておいて、美味しく食べられるパンを製造しています。長期保存を可能にさせる製造方法はメーカーによってさまざまです。ここでは、北イタリアの天然酵母を使った方法を紹介します。長持ちして美味しいパンができる理由の一例です。

特殊の天然酵母で発酵させること

長期保存パンの製造方法の一つに、天然酵母のパネトーネ種を使用して発酵させた長期保存パンがあります。今注目されている長期保存パンの一つです。天然酵母のパネトーネ種は北イタリアの特定の地域で生育している天然酵母です。パネトール種は酵母と乳酸菌が存在しています。パネトーネ種を使って発酵させたパンは、酸性度が強いため、保水性・静菌性が高くなるので、菌の増殖が抑えられます。そのため保存期間が長くなるのです。そしてこの高い酸性度によって、甘さと酸っぱさがほどよくミックスされ、独特の風味を持つ美味しいパンに仕上がります。

ゆっくり発酵することで水分活性が低くなること

パネトーネ種を使用する場合、一般的なパンよりも時間をかけてじっくり、ゆっくりと発酵させます。そのため水分がタンパク質やでんぷんと結びついて、食品中で微生物が生育するために利用する水分が少なくなるのです。これを「水分活性が低くなる」といいます。水分活性が低いパンは、必然的に微生物が繁殖しにくくなり、長持ちします。こうしてしっとりやわらかく美味しい長期保存のパンができるのです。

 

長期保存パンの選び方

長期保存パンの元祖は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災をきっかけに、開発が進んだといわれています。あれから28年。とくに備蓄用食品として注目を集めている長期保存パンの種類も増えました。あれこれと迷う中で、ここでは、数ある長期保存パンの選び方を解説します。

保存期間で選ぶ

各メーカーで製造する長期保存パンの、保存期間はそれぞれです。2カ月から、長いものだと5年も保存できるものもあります。ほとんどの長期保存パンには製造日と賞味期限が記載されており、どれだけ保存できるかがわかります。自治会や民間企業、病院や各施設などで、備蓄用食品として保存しておく場合は、購入日からどれくらい保存できるかが重要です。賞味期間は何年かチェックして、補充するようにするとよいでしょう。備蓄に時間がかけられない場合は保存期間が長いものを選びましょう。一度準備しておけばしばらく安心です。

味や種類などバリエーション豊かに選ぶ

長期保存パンは、いろいろな味や種類が販売されています。同じ種類ばかりを選んでしまうと、備蓄用食品として避難場所などで配布する場合、好き嫌いや飽きてしまって食欲がわかないケースもあるのです。味のレパートリーは各メーカーによって違いがあります。長期保存パンは、非常としての備蓄用食品としてだけではなく、普段のパンと変わらないほど、美味しいと思えるほど進化しているのです。

備蓄用食品として備えておく場合は、味も食感の種類も、いろいろなバリエーションを選ぶことおすすめします。病院や学校、施設などで購入する場合はアレルギーなどの関係を考えて使用されている材料のチェックや、年齢別に好みそうな味をそろえておくこともおすすめします。

<味のレパートリーの一例>

  • プレーン
  • チョコレート
  • オレンジ
  • イチゴ
  • ミルク
  • コーヒー
  • 黒糖
  • あずき
  • レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツ入り

<食感の種類の一例>

  • コッペパン風
  • ブリオッシュ風
  • クロワッサン風

包装のタイプで選ぶ

長期パンには、経年劣化に強く遮光性のあるアルミタイプと、缶タイプがあります。どちらも空気に触れない密閉構造なので長期保存が可能です。アルミタイプはかさばらず持ち運びに便利というメリットがあります。また災害時などでは、手さえ洗えない場合もあるため、パンに触れることなく食べられるのは、いざというときの衛生面も安心です。アルミタイプは、開封しやすくゴミもかさばりません

缶タイプは、数によってはかさばりますが、アルミタイプに比べると、保存期間が長いのは缶タイプのメリットです。缶タイプでとくにプルトップ式の缶なら、開封も簡単です。缶タイプの場合は中身がさかさまに入っているので取り出しやすく、種類によってマフィンカップ入りのものであれば、パンに直接手を触れずに済み、衛生面も安心でしょう。

 

まとめ

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災をきっかけに、開発が進んだといわれている長期保存パンは、味も食感の種類もレパートリーが豊富です。災害の際に避難所となる場所に備蓄用食品として保存しておく場合は、アレルギー者の方などを考慮して使用している材料をチェックしてみましょう。また幅広い年齢層の方が好む味や種類を考えて選んで備蓄しておくことをおすすめです。購入時には保存期間もチェックして入れ替えも忘れないようにしましょう。

京都府木津川市の「萬友商事株式会社」ではメーカー、団体様用に大ロットでの備蓄用食料・飲料水を始め、生活用品、防災用品などを販売しています。備蓄用食料には長期保存パンを始め、缶入り米粉パンや缶入りカンパンなどさまざまな品を用意。奈良、京都、大阪の近隣の自治会様、管理組合様、学校PTA様、病院様、施設様などへは、多数の納品実績があります。近隣地域のお客様へは、カタログ、サンプル持参にてご提案に伺いますのでお気軽にお申し付けください。遠方のお客様へはカタログを送付いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。