災害時の備蓄品として長期保存水が大切な理由について解説!

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自然災害時に施設を避難所として開放するとき、水が使えないと困る方は多いでしょう。そこで重要なのが、長期保存水のストックです。個人だけでなく施設でも大量の長期保存水をもっていれば、水道復旧までしのげるかもしれません。今回は災害時の断水対策を考える施設スタッフのため、長期保存水の概要と重要性をまとめました。こちらを読めば水の備蓄の重要性を知り、有事に生かせるでしょう。

 

長期保存水とは何か

長期保存水とは、保存期間が従来に比べて長い飲料水です。ミネラルウォーターよりも長く保存しやすい点に注目してください。ここでは長期保存水の概要を見ていきましょう。

保存期間が長い飲料水

長期保存水とは従来の飲料水より、保存期間が長いものです。一般的な店頭で売られているミネラルウォーターは、約2年の賞味期限になります。それに対して防災保存水は約5年~10年のストックが可能です。商品化された水のなかで、かなり持ちがよいといえます。

以上から長期保存水は、断水時の使用に役立ちます。地震や洪水などの自然災害では断水が想定されるでしょう。そのときに水が使えず、生活に困る方が多いといえます。長期保存水があれば緊急時の水の使用や、水分補給などでしのげるでしょう。以上から従来の水より保存期間が長く、断水が起きたときのストックとして有用です。

従来のミネラルウォーターとの違い

長期保存水と従来のミネラルウォーターでは、ペットボトルの構造が違います。長期保存水の場合、従来と比べて分厚い構造になっていて、気体を通しにくいのです。そのためミネラルウォーターより水の質を保ちやすいといえます。水の劣化による健康被害が懸念されるため、長期保存水はそれに対応したしくみです。

分厚いペットボトルは中に入っているものを保存しやすいことから、防災対策に向いています。一般的なペットボトルを使うミネラルウォーターは保存可能期間が短く、災害時には賞味期限を大幅に過ぎているかもしれません。しかし長期保存水は、ある程度そのリスクに対処できます。長期保存水はペットボトルが分厚く、水の劣化を防ぐため、従来のミネラルウォーターよりも災害対策に役立ちます。

 

災害時の備蓄として長期保存水が重要な理由

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長期保存水が防災グッズとして使える理由は、断水時に対応できるからです。また避難所として施設を開放した場合、被災者の脱水症状や衛生上の被害が懸念されるため、ストックした水が欠かせません。長期保存水の重要性について、以下を見ていきましょう。

断水時に使える水の量が限られるから

長期保存水のメリットは、断水時をしのげることです。地震や洪水などの自然災害では、水道が使えなくなるかもしれません。そのときに水をストックしてあれば、水分補給や手洗いなどに使えます。このような緊急時への備えが、水道を使えない状況に役立つのです。

地域によっては断水時に、水道局が避難施設に仮設水槽や仮設給水栓を置くことがあります。しかし準備や設置まで一定の日数を要するので、頼りすぎてはいけません。水に関する設備が整うまでは、長期保存水の活用が重要です。被災者の不安を早く解決するためには、施設側で常備しましょう。日ごろから施設側が長期保存水を貯めておけば、早期に被災者へ水を供給できます。

災害時の脱水症状対策のため

長期保存水は、災害時の脱水症状対策にも使えます。とくに夏場に自然災害が起きた場合、水が使えない弊害が大きいでしょう。熱中症や脱水症状により、被災者が倒れてしまうリスクがあるからです。また気温が高い日は食べ物の傷みが原因で、食中毒や感染症が起きるかもしれません。このような事態を防ぐために、長期保存水のストックが重要です。

被災者の脱水症状を防ぐには、施設全体へ水が行きわたる状況が大切です。これが不十分だと、少ないぶんを被災者同士が取り合い、トラブルになるかもしれません。そのため施設の規模や、避難に訪れる人数を事前に考え、それに合わせて充分量をストックしてください。夏場は避難所での脱水症状が懸念されるため、被災者全員に配れるだけの長期保存水を備えてください。

衛生管理をしやすいため

最後のポイントは衛生管理のしやすさです。長期保存水はペットボトルが分厚いので、水の劣化を防ぎやすいでしょう。そのため断水時は、きれいな状態で被災者に届けられます。良質な水をすぐに届けられる体制が、避難生活に欠かせません。

長期保存水は、避難所での感染症や食中毒を防ぐうえでも役立ちます。災害時はインフルエンザやノロウイルスなどの集団感染が起きるかもしれません。また災害食を原因とした食中毒にも注意が必要です。そこで長期保存水があれば、良質な水を飲めたり、手洗いに使ったりできます。災害時は、自治体から水や給水設備が届くまで時間がかかります。それまでの衛生管理ができるように、施設では充分な量の長期保存水を置いてください。

 

まとめ

長期保存水は従来に比べてペットボトルが分厚く、一般のミネラルウォーターより持ちがよいといえます。そのため避難所として施設を使うときも、きれいな状態で被災者に提供できます。このような取り組みが衛生管理にもつながるため、充分量をストックしてください。

「萬友商事株式会社」ではさまざまな備蓄食料品を扱っており、長期保存水も展開中です。5年から10年まで、商品によって保存期間が違うので、施設に応じて適切なものを選んでください。純天然アルカリ水やイオン水など、さまざまなパターンを提供します。防災用としての備蓄に興味があれば、当サイトよりご注文ください。