ダンボールパーテーションはさまざまなメリットがあり、非常に便利なものです。ダンボールパーテーションは、DIYによって自分で作ることも可能となっています。本記事では、パーテーションの素材をダンボールにするメリットや作り方を解説しました。また、災害時に役立つ製品や、ダンボールの廃棄方法が分かります。
ダンボールパーテーションのメリットとは
ダンボールパーテーションには、災害時に役立つものというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、とくにコロナ禍の現在においては、ダンボールパーテーションは災害時以外の場面でも役立ちます。
飛沫の対策に繋がる
ダンボールパーテーションは災害時だけに限らず、普段の生活でも役立ちます。新型コロナウイルスの飛沫感染の対策として、机にダンボールパーテーションを設置する会社も増えているのです。アクリル素材と比較してもリーズナブルな傾向なので、導入のコスト削減に繋がります。
なぜダンボールなのか
飲食店の多くは透明のアクリル素材を設置しています。そのため、パーテーションといえばアクリル素材というイメージの方も多いことでしょう。では、なぜダンボールをおすすめするのかというと、軽量でだれでも簡単に扱えるからです。
もちろん、中には透明な素材の方が向いている場面もあります。しかし、周囲を見渡す必要がなければ、ダンボール素材のパーテーションを使用してもよいでしょう。
また、廃棄を面倒に感じて導入しない事例があると思いますが、ダンボールなら難しくありません。ダンボールはほとんどがリサイクル可能な包装材なので、環境にやさしいメリットもあります。会社での使用だけに限らず、個人で扱うときにも簡単に設置できるでしょう。
ダンボールパーテーションの作り方
ダンボールパーテーションは購入もできますが、自作も可能です。ここでは、ダンボールでパーテーションを自作する方法を確認しましょう。
ダンボールパーテーションを自作するには
ダンボール以外はご家庭にあるもので簡単に自作が可能です。以下の手順に沿って作ると、1枚のダンボールの下に三角形の土台が2つあるパーテーションになります。
【パーテーションの作成に必要なもの】
- 2つのダンボール箱
- はさみ
- 粘着テープ
【作成の手順】
- ダンボール箱の上下を開く
- 開いた時に、箱の角になる部分を縦に切る。左右の幅が同じぐらいになるように切るのがポイント
- できたパーツで三角形を作る。ここで粘着テープを使用する。三角形のパーツは土台に使用するので、同じものを2つ作る
- 2の手順で作成したもうひとつのダンボールを、土台の隙間に差し込むと完成
上記のように、自宅でダンボールを切り貼りすればパーテーションが作成できます。しかし、災害時のようないざというときに、希望の大きさのダンボールが自宅にあるかどうかは分かりません。
そのため、前もって製品として作られたダンボールパーテーションを、防災グッズとして備蓄しておくのがおすすめです。自作のパーテーションよりも、購入した製品の方がつくりがしっかりしており、品質も高くなっています。DIYしたものと購入したものを比較すれば、その構造や機能性に大きな違いがあることがわかるでしょう。
日常生活にも役立つその他のダンボール製品
ダンボールで作成できるものは、パーテーションだけに限りません。実は、簡易トイレもダンボール素材のものがあります。
ダンボールトイレのメリット
主に災害時用に作られた、ダンボール素材のトイレになります。パーテーションと同様に、避難所生活で役立つだけではなく、介護や育児などさまざまな使い方が可能です。
家に身体が不自由な方がいると、トイレに間に合わないことがあるかと思います。そんなとき、ベッドの側へダンボールトイレを置いておくと便利です。
育児では、車内などの自由に動けない場面で、お子さんがトイレに行きたくなる場合があるのではないでしょうか。しかし、車内にダンボールトイレを用意しておくと、事なきを得る可能性が高いです。
ダンボールトイレも自作は可能ですが、やはり製品として完成されたものの方がしっかりしています。
ダンボールの廃棄方法とは
ダンボールの廃棄は、基本的にお住まいの自治体に従って行います。市区町村ごとに少しずつ違いがあるはずなので、ご自身でも確認してください。
お住まいの自治体に従う
ダンボール製品は、お住まいの自治体に従って廃棄してください。たとえば東京都千代田区の場合は、ダンボールを開いてから折りたたむようにと指示があります。「枚数が多いときは、紐で束ねてから出すように」とも記載されていました。
回収日は地域ごとに異なるので、必ず各自で自治体の公式Webサイトを確認しましょう。フィルム窓付きのパーテーションであっても、自治体に従って処分するのは同じです。
まとめ
ダンボールパーテーションの作り方やメリットなどについて、詳しく解説しました。前述の通り、自宅でも作成できますが通販等で購入も可能です。きちんと製品化されているものの方がつくりがしっかりしており、いざという時には役立ってくれるでしょう。
「萬友商事株式会社」では、ダンボールパーテーションをはじめさまざまな防災グッズを扱っています。ダンボールでできたベッドや簡易トイレなどを揃えていますので、防災グッズをお求めの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
