災害時に備えるための非常持ち出し袋の中身についてご紹介!

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災害は予測できないものですが、私たちはその備えをしなければなりません。地震や台風、洪水などの緊急事態に備えるために、非常持ち出し袋は重要な役割を果たします。日常生活では当たり前のように使っているものも、災害時には手に入りにくくなることもあります。そのため、非常持ち出し袋には必要なものを備えることが不可欠です。そこで今回は、いざというときに安心できる、災害時に備えるための非常持ち出し袋の中身についてご紹介します。

 

非常持ち出し袋の中身としての必需品

非常持ち出し袋(エマージェンシーキット)は、災害や緊急事態が発生した際に、生活を維持するための必需品や救急用品を含んだ袋です。以下が非常持ち出し袋の中身として考えられる必需品の一般的なリストとなります。

飲料水

飲料用水を確保するために、ボトル入りの飲料水を用意します。一人当たり数日分の水を確保することが望ましいのです。

食料

非常食として、長期保存可能な非常食やカロリーバーや缶詰、乾燥食品などを用意します。また、栄養ドリンクやお菓子などの備蓄も考慮します。

電池とラジオ

交通情報や災害情報を得るために、携帯用のラジオ(バッテリーまたはクランク式)と予備の電池を用意します。

懐中電灯

停電時や夜間の使用のために、手回し式または電池式の懐中電灯を用意します。予備の電池も必要です。

はさみやナイフ

必要な場合に物を切るために、小さなはさみや多目的ナイフを用意します。

衣類

適切な季節の着替えや防寒用品、雨具などを用意します。とくに災害時には、避難場所での快適さや衛生面を考慮する必要があります。

救急用品

応急処置を行うために、包帯や絆創膏、消毒薬やガーゼ、常備薬(持病やアレルギーに対応したもの)などを用意します。また、医療用具や個人の薬剤師からの指示に基づく医薬品も必要です。

重要な文書

身分証明書、保険証、銀行口座情報、重要な連絡先などのコピーを用意し、防水袋に入れて保管します。

現金

ATMが使用できない状況も考えられますので、現金を用意します。

衛生用品

トイレットペーパーやウェットティッシュ、ハンドサニタイザーや石鹸、女性用生理用品などの衛生用品を用意します。

寝具

避難場所での快適さのために、毛布やシート、寝袋などの寝具を用意します。

通信手段

携帯電話やスマートフォンや充電器、予備のバッテリーパックなどを用意します。緊急時に連絡を取るための手段として重要です。

娯楽品

長時間の待機や避難先でのストレスを軽減するために、本やカードゲーム、パズルなどの娯楽品を用意します。

 

非常持ち出し袋の中身として特別なニーズに応じたアイテム

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非常持ち出し袋の中身は、個人や家族の特別なニーズに合わせてカスタマイズしなければなりません。代表的なものとしては、以下の5つが挙げられます。

薬品・医療用品

持病を抱えている場合や特定の医療用品が必要な場合、それらを非常持ち出し袋に含めることが重要です。たとえば、インスリン、吸入器、特定の薬剤、アレルギー用の薬、特別な処方箋などが含まれます。また、緊急時に必要な特殊な医療器具や補助具も忘れずに用意します。

赤ちゃん・幼児用品

赤ちゃんや幼児がいる場合、彼らの特別なニーズに合わせたアイテムを含める必要があります。おむつ、ミルク、哺乳瓶、離乳食、おしりふき、予備の衣類などを用意するのです。また、特別な医療用品や赤ちゃんのお気に入りのおもちゃやブランケットなども忘れずに準備します。

ペット用品

ペットを飼っている場合、彼らの食料や水、予備の首輪、リーシュ、トイレ用品、必要な薬剤などを非常持ち出し袋に含めます。ペットの身分証明書や獣医の連絡先、写真などの情報も必要です。

高齢者用品

高齢者がいる場合、彼らの特別なニーズに応えるために必要なアイテムを準備します。たとえば、特定の薬剤、歩行補助具、メガネや補聴器などの医療機器、高齢者向けの快適な座椅子、応急処置用品などが含まれます。

特定の食事制限

特定の食事制限がある場合(ベジタリアン、ビーガン、アレルギーなど)、それに応じた非常食や備蓄食品を用意します。自身や家族の健康や安全を確保するために、特定の食品の代替品や必要な栄養補給品を持っておくことが重要です。

 

非常持ち出し袋の保管と注意点

非常持ち出し袋の保管と注意点ですが、主に以下の5つです。

定期的な点検と更新

非常持ち出し袋の中身は定期的に点検し、必要なアイテムを追加・更新も大切です。食品や薬品は賞味期限や使用期限に注意し、期限が近づいたら新しいものに置き換えましょう。アイテムの動作確認や充電状態の確認も忘れずに行なうことをおすすめします。

適切な保管場所の選択

非常持ち出し袋は、災害発生時にすぐに持ち出せる場所に保管しましょう。家族が一番利用しやすい場所や玄関近く、または避難所へのアクセスが容易な場所が適しています。

防災用品の整理と保護

非常持ち出し袋の中身は整理し、使いやすく分類して保管しましょう。防災用品は防水袋やプラスチックの密閉容器に入れて保護するとより耐久性が高まります。防災用品には取扱説明書や重要な連絡先などを添えておくと便利です。

非常持ち出し袋の可搬性

非常持ち出し袋は、できるだけ軽量で持ち運びやすいものを選ぶことが重要です。バッグやカートに収納しやすいサイズや形状の袋を選び、必要に応じてキャリングハンドルやショルダーストラップが付いていると便利です。

災害への備えと教育

非常持ち出し袋の保管場所や中身について、家族や同居人に教えておくことも大切です。災害発生時は迅速な対応が求められるため、家族や同居人との継続的なコミュニケーションと訓練も必要となります。

 

まとめ

災害時に備えるための非常持ち出し袋の中身ですが、必需品はもちろんのこと、特別なニーズを持つ人々やペットに対応するためのアイテムも忘れずに準備しましょう。非常持ち出し袋の保管には定期的な点検と更新、適切な保管場所の選択や防災用品の整理と保護などが欠かせません。同時に家族や同居人とのコミュニケーションと訓練も大切です。非常持ち出し袋は災害時の安全と快適な生活をサポートするため、準備とメンテナンスをしっかり行いましょう。

「萬友商事株式会社」は、防災時に役立つ食品やグッズを取り扱っている会社です。いざというときに、企業や自治体、学校などは従業員や生徒などを守らなければなりません。避難訓練とセットで、防災時に役立つグッズの準備は大切です。災害は突然やってきますので、いざというときに困ってしまうことがないように準備しましょう。まずはお気軽にお問い合わせください。