ダンボールベッドの耐久性が気になる！その秘密は強化ダンボールにあり

東京オリンピックで世界中から注目を集めたことが記憶に新しいダンボールベッドですが、災害などの非常用はもちろん、なかには普段使い用として活用する人が増えてきています。しかし、やはりダンボールとなるとその耐久性が気になるところです。そこで今回は、ダンボールベッドの耐久性についてご紹介します。

ダンボールベッドの耐久性は？

ここでは実際に販売されている、ダンボールベッドの耐久性について詳しくみていきましょう。

ダンボールベッドの耐久性は商品によって差がある？

ダンボールベッドを製作・販売している会社は多くありますが、その製品によって耐久性は異なります。たとえば、1ヶ月程度の非常用を想定したもの、半年程度の簡易ベッド用のもの、また日常的に使うことを想定した5年や10年のものもあります。そのため、耐久性がどれくらいかというのは、素材となるダンボールの強度や、組み立ての構造によるところが大きいといえるでしょう。基本的には、値段が高くなればなるほど耐久性にも優れている傾向にあるようです。

耐荷量は？

耐久性と並んで気になるのが、どれくらいの重みに耐えられるのかを表す耐荷量についてです。この耐荷重も耐久性と同じく、それぞれのダンボールベッドによって異なるでしょう。たとえば、子ども用の120kgまでのものもあれば、一般的な大人が使う用の200kgのものもあります。また、頑丈設計で作っている製品であれば、なんと400kgにまで耐えられる製品も存在します。

ダンボールベッドの耐久性が高い秘密は？

ダンボールでできたベッドにも関わらず、こんなにも高い耐久性を実現できるのは一体なぜなのでしょうか。その秘密は、素材として使われている強化ダンボールにあります。ここでは、強化ダンボールとは一体どういったものなのかをみていきましょう。

強化ダンボールとは？

強化ダンボールの仕組み

一般的なダンボールであれば、表ライナーと裏ライナーと呼ばれる紙の間に波状の中心部が挟まれた構造をしています。しかし強化ダンボールの場合には、表ライナーと裏ライナーに加えて、さらに追加のライナーが加えられていることから、波状の中心部も複数できることになります。このように、ライナーと波状の中心部を複数重ねることで、厚く頑丈な作りとなっているのです。

また一般的なダンボールを指で押すとへこんでしまうのに対し、強化ダンボールはまるで木材のように硬くへこまないという特徴があります。これは、普通のダンボールのライナーが古紙でできているのに対し、強化ダンボールのライナーは耐水ロングファイバーライナーでできているためです。このように、より長い繊維がからまりあっていることで、一般のダンボールよりもはるかに高い強度と耐久性を実現できるのです。

ダンボールベッドの耐久性をUPさせるには？

最後に、ダンボールベッドの耐久性を上げるために気をつけたいポイントについてご紹介します。

湿気を避ける

基本的には、強化ダンボールでできているベッドであれば、多少水に濡れたくらいで壊れたりすることはありません。しかしできるだけ早めに拭き取ったり、日頃から乾燥させたりすることで、より耐久性をUPさせることにつながります。

保存・保管方法も気をつけて

ダンボールベッドは、災害時の緊急用として保存・保管されることも多くあります。しかし、ベランダや倉庫などで保管すると強度が下がってしまう可能性があります。できるだけ風通しがよい場所を選ぶようにしましょう。また、このような風通しのよい場所を選ぶことで、ダンボールを好物とするダニやゴキブリを寄せつけないことにもつながります。

まとめ

今回は、ダンボールベッドの耐久性についてご紹介しました。強化ダンボールという特殊な素材を使い、組み立てに関する構造を工夫することで、高い耐久性を実現していることがお分かりいただけたでしょうか。ダンボールは、軽くて簡単に組み立て可能なことから、災害対策や、簡易ベッドとして高い人気を集めています。製品によって、耐久性や耐荷重が異なるため、ぜひ予算や用途にあったものを選んでみてください。

「萬友商事株式会社」では、災害備蓄用品を数多く取りそろえております。なかでも、多くの支持をいただいているのが、30秒で設置ができる組み立て不要のダンボールベッドです。頑丈設計を実現し、耐荷重は400kgまで対応しているため耐久性も抜群です。大口でのご注文にも対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。