ダンボールベッドのデメリットとは?デメリットの解消法についても徹底解説!

ダンボールベッドのデメリットとは?デメリットの解消法についても徹底解説!

被災地で利用されることが多いダンボールベッドですが、最近では頻繁に引っ越しをする方にも人気が高まっています。ダンボールベッドを利用するメリットがたくさんある反面、デメリットもあります。とくに被災地ではダンボールベッドのメリットを最大限に活かせますが、デメリットをよく理解した上で利用するようにしましょう。

この記事では、ダンボールベッドのデメリットと、その解消法について詳しく見ていきます。

ダンボールベッドのメリット

デメリットを紹介する前に、まずメリットについて簡単におさらいしておきましょう。ダンボールベッドのメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

ダンボールベッドのメリット

 

  • 簡単に組み立てられる
  • ダンボールの空気の層によって暖かく感じられる
  • 音を吸収して静けさを保てる
  • 分解して簡単に移動できる
  • コストが安い

これらは災害時の避難所などで利用する際に大きな利点となるため、自治体などでダンボールベッドを用意する動きなども出てきています。また普段使いとしても、これらのメリットから引越しが多い方などにも人気が高まってきているのです。

ダンボールベッドのデメリット

ダンボールベッドのデメリット

このようにメリットが数多く、とても利用価値の高いダンボールベッドですが、メリットを活かしながら安全に利用するためには気を付けなくてはならないことがあります。以下の3つのデメリットをよく理解した上で、利用するようにしましょう。

長期間の使用には向いていない

ダンボールベッドは人が寝ても十分に耐えられる非常に高い強度があるものの、長時間の使用には向いていません。ダンボールは摩耗しやすい材料でもあるので、長時間利用しているとどうしても強度が下がります。そのため、ダンボールベッドは被災地など一時的な利用に向いています。

ただ、近年は災害時などだけでなく日常的に使うことを想定して、強化ダンボールを使用したうえで構造を考えた結果、5年・10年使うことが可能なダンボールベッドも登場してきています。年単位で使用可能なダンボールベッドは通常のダンボールベッド以上に構造がしっかりしており、日常的な通常使用においては普通のベッドと変わらないほどの耐久性を得られているのです。もし長期間使用することを想定しているならば、こういった年単位で使用可能なダンボールベッドを選びましょう。

湿度が高い場所では強度が低下する恐れ

ダンボールは紙なので、湿度が高い場所では湿気を吸収して柔らかくなり、強度が下がります。強度が下がるとベッドが傾いたりへこんだりすることがあり、安全性の低下の恐れも出てきてしまうでしょう。そのため、雨や雪が吹き込む場所や屋外など湿度が高い場所で使用するのは避けたほうが無難です。使用する場所の湿気に気をつけることで、ダンボールベッドの耐久性を損なわないように使用できます。

また、人間は寝ている時にコップ一杯分の汗をかくといわれています。そのため、とくに夏場など汗によるダンボールベッドへの影響が気になる際には、ベッドを利用していない日中にはマットレスや掛け布団を脇に避けて乾燥させることも大切です。ダンボールベッドに使用されるダンボールは「強化ダンボール」の場合が多いのですが、それでも紙でできていることを頭に入れたうえで使いましょう。

火元で使用すると燃える可能性がある

紙が燃えやすいのは言うまでもありません。火元でダンボールベッドを使用すると何かの拍子に簡単に燃え広がる可能性があります。避難所などではそもそも喫煙場所が指定されていますが、ダンボールベッドでの寝タバコなどは絶対にやめましょう。

普段使いの際にも、ダンボールベッドのある部屋では火気厳禁とした方がよいでしょう。また、暖房器具についても発火する可能性があるものは一定の距離を取って利用し、寝る際には消すようにしてください。

まとめ

ダンボールベッドには「簡単に組み立てられる」「温かく感じる」「音を吸収する」「分解して簡単に移動できる」「コストが安い」といったさまざまなメリットがある一方で、「長時間の使用には向いていない」「湿度が高い場所では強度が下がる」「火元では燃える可能性がある」といったデメリットがあります。

材料がダンボールゆえのメリット・デメリットとなっています。その特徴を理解して取り入れることが大切です。デメリットについては使う際にさまざまなことに気をつけることで、普通のベッドと同様にダンボールベッドを使うことも可能になるでしょう。災害時はもちろん、普段使いで取り入れることを検討している方は参考にしてみてください。

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